沖縄県本部町のSOYSOY

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story

父の優しくて美味しいとうふ。母の知識と教え。
人生の先輩からのメッセージ。

ずっと心に染みている、とうふ屋の穏やかな風景。

冷んやり静かな真夜中。

大豆をひく音がひびき渡ったら父のとうふ屋、始まりの合図。
ふんわりと優しい大豆の香りが、朝の香りと合わさりすごく清々しい。
毎朝私は眠い目をこすり、母から鍋を受け取り工場の父へと差し出した。

鍋へ、優しくふんわりと注がれる父のゆし豆腐。

温かく柔らかいふわふわの「ゆし豆腐」が朝ごはんの定番だった。

とうふ屋で働く父を格好悪く思い、
「何でとうふ屋のお父さんと結婚したの?」と母に聞いては困らせた。

そんな私の思いも知らず、父は毎朝登校する私たちを笑顔で見送った。
エプロンに雨靴の「ダサい格好」で。

何度も振り返った事があるが…、すごくダサかった。

そんな父と母の姿、 とうふ屋の穏やかな風景は今もずっと私の心に染みている。

母と台所に立つ素敵な時間。

母は、野菜料理やチャンプルー料理を得意とする。
野菜が大好きで、栄養素について話しながら料理をしてくれた。

野菜と豆腐が我が家の中心食材。
というより、豆腐は毎日毎日嫌なほど食卓にあがった。
祖父母もいたので、割と大人向けな野菜料理で、私はそれを無理して食べた。

「野菜を大好きなお菓子に混ぜればいい、さらに豆腐が合わされば最高の産物!」
家族にそう話しては興奮していた。

料理する母から材料を少しもらい創作料理を作る事がすごく楽しかった。
「母と台所に立つ素敵な時間。」

父の豆腐と母からもらった食材をまぜこぜにして作るスウィーツ作りは、
父が工場を始めたと同時に始まった。

カチカチのおから野菜パン。
豆腐の風味だけのボソボソレアチーズ。
パサパサの豆乳ケーキ…

なかなかの不味さだった。

思い出してみると
祖父祖母、「何だろこれ・・・。」の複雑な気持ちを押さえ「おいしいサー」。
父、母、「いいと思うよ。だけどもう少し○○入れてみたら?」
私を傷つけまいとやんわりアドバイスしてくれた。
兄妹、「おいっしいー」と大げさに大笑いしてくれた。

私を気遣い、いつも温かい表情で食べてくれた、大好きな家族。

いつしか、変わっていた。

父、「大なり小なり、人のために貢献できる人はかっこいい。」
母、「女性も手に職を。何かあっても一家を支えられる様にしっかり勉強して立派な女性になりなさい。」

そう言って私に聞かせた。

その教えを胸に、理数科高校を経て本土の大学へ進み人間福祉学を専攻する。
いつしか私も、「将来は人のために。誰かの力になれたら。」
「沖縄から出て他県を知りたい!」と考えるようになっていた。

進学を機に小さな沖縄から出た私は、見知らぬ土地に習慣に、ホームシックになった。
夜の静けさの中聞こえる、電車の「ガタンゴトン」。

家族を思い泣いた。

寂しくて眠れない、ある日の早朝。
工場にいる父を思い出し、午前3時に工場へ電話をかけた事がある。

「どした?!びっくりしただろー!」と、笑っていた父。

電話越しに聞く、変わらない父の声と、
とうふ工場の音。

そしてあの朝の香り、風景を想像しながら眠りについた。

いつしか
「とうふ屋のダサい父」から「とうふ屋のたくましい、かっこいい父」に変わっていた。

得る事ができたメッセージ。

ホームシックも一時で終わり、本土での生活を満喫した。
紅葉や雪、桜の舞い散るキャンパスで、多くを学んだ。

そして人間福祉学部では人間、子どもや高齢者、男、女、
医療福祉、経済、法律を学び、そして卒業、帰沖。
社会福祉士として病院で働いた。

高齢者や20代の片麻痺の女の子、末期ガンの女性、寝たきりの重度障害の男性。
たくさんの方々の支援をさせていただいた。

社会福祉士として、入院中、後、生活への支援を一生懸命行っていたが、
特に、患者さまとのおしゃべりが好きだった。人生や思想を聞く事が好きだった。

たくさんの生き方や思想を聞き、たくさんの方を天国へ見送った。

「人生後悔しないようにやりなさい。」
「女は家事に子育てにとすごく大変、犠牲になる事も多い。」
「女が楽しく笑顔でいると家庭も華やぐ。元気で笑顔でいるんだよ。」

末期ガンの女性、100歳のおばあちゃんとのコミュニケーションは常に心に響いている。

人生の先輩に寄り添う仕事をしてきたから、得る事ができたメッセージ。

親の愛を知り、家族に尽くす事の大変さ。

十数年社会福祉士として働きながら、自らも結婚。
「田舎のとうふ屋の娘ってかっこいい」と私をびっくりさせ私を認めてくれた夫。

「あきのを育てた父の豆腐を招待客にふるまいたい」と
夫は披露宴で「父の島豆腐」を振舞った。

夫の愛と、幼き日々から今までの父の姿を思い出し、涙が止まらなかった。

「お父さんは、あなたたち兄妹のうれしい事、悲しい事を感じながら、
時に涙しながら豆腐を作り続けてきた。豆腐で家族に尽くしてきたお父さんかっこいいよね。」と母。

そして出産子育て。
親の愛を知り、家族に尽くす事の大変さを知った。

「人生後悔しないようにやりなさい。」
「女は家事に子育てにとすごく大変、犠牲になる事も多い。」
「女が楽しく笑顔でいると家庭も華やぐ。元気で笑顔でいるんだよ。」
そして思い出される人生の先輩のメッセージ。

女性が笑顔で仕事や家事子育てをすると、家庭は明るくなるはず。
笑顔で楽しくかっこよく生きる為に、女性同士で助け合い、
高め合いながら仕事も家事も子育ても・・・
みんなで楽しくできたらどんなにラッキーか。

そんな職場があるとすごく楽しいだろうな…その想いが更に大きくなってゆく。

ゆっくりと繋がってゆく。

いつしか、
「人生を後悔したくない、楽しく生きたい、笑って生きたい」
「人のため、自分のために笑って楽しく過ごしたい!」
「夫のため、子どものため、同僚のため、家族のため、友人のため…
楽しく尽くせたらどんなに幸せか」
「みんなで、楽しく、喜び、幸せをシェアしたい!」そう強く思う様になっていた。

「幸福感を共有したい。」

そしてゆっくりと繋がってゆく。

父の優しくて美味しいとうふ。
母の知識と教え。
人生の先輩からのメッセージ。

少しずつ見えてくる、私の探していた道。

女性が笑顔になるスウィーツ。
お得なスウィーツで、お得な気持ちと幸福感をシェアできたら。
スウィーツから始まる幸せな時間。

We'd like to share happiness and joy with you….

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